平素より、当社製品をご愛顧いただいておりますお客様をはじめ、ステークホルダーの皆様には格別のご支援を賜り誠にありがとうございます。 厚く御礼申し上げます。
私たち大同工業は、「伝える」「はこぶ」機能の提供を出発点にして、お客様にさまざまな「喜び」と「豊かさ」と「夢」を提供し続けることを活動の基盤としております。1933年に自転車チェーンの製造会社として創業して以来、ものづくり企業として創業者から受け継ぐ”進取の精神”をもってオートバイ、自動車、産業機械、福祉機器といった領域へ積極的に事業を展開し、今日では海外11カ国に拠点を持つグローバル企業へと発展して参りました。当社ブランドである“DID”へのお客様からの信頼と評価は、創業より受け継がれてきた当社にとっての誇りであり、同時に責任でもあると考えております。
当社の主力事業である自動車業界は今、100年に一度の大変革期を迎えており、その変化は日々加速しております。特に、気候変動等の地球規模の課題を背景に急激に進む自動車の電動化の波は、エンジンや変速機、あるいはその部品などを製造してきたサプライヤーにも大きな影響を与えております。
事業環境が大きく変化する中、2021年にスタートした第12次中期経営計画では、『「伝える」「はこぶ」未来をカタチに!』をスローガンに、「EV化」に対応した技術や、これまで当社製品の製造の中で培ってきた独自の加工技術などを「強み」として磨き上げ、新たな市場に果敢に挑戦していくことを掲げました。また、同じく2021年にサステナビリティ基本方針を新たに作成し、イノベーションによる社会課題の解決を当社の最重要課題と位置づけ、持続可能な社会の実現に貢献していくことも併せて宣言いたしました。
創業より今日まで受け継がれてきたチャレンジ精神をもって将来に向けたイノベーションの創出に積極果敢に取り組み、より良い社会の実現に向けた一翼を担う企業であり続けること、ステークホルダーの皆様にとって「魅力ある会社」「わくわくする会社」へと成長していくことこそが、私たちが目指すべき大同工業の姿であると考えております。
大同グループは、グループ一丸となって目指す姿を体現し、事業活動を通じたイノベーションの創出により、社会の発展に貢献し続けてまいります。
代表取締役会長 新家康三
代表取締役社長 新家啓史