みなさまからよくお問い合わせいただく内容をまとめました。
お問い合わせ前にぜひご覧ください。
クリップ形、割ピン形継手リンクの取り付け方法は?
クリップ形継手リンクのクリップ取り付けは、下図の方法と取り付け状態に従って下さい。

割ピン形継手リンクは、下図の方法と取り付け状態に従って下さい。

チェーンにはどの様な潤滑油を使えば良いのですか?
ローラチェーンの潤滑油は、潤滑形式と周囲温度、チェーンNo.により下表に従って選定して下さい。

※A,B ・・・ 油差し給油、ブラシ給油、滴下給油、油浴給油、回転板潤滑
※C ・・・ 強制ポンプ潤滑
潤滑油は化学変化の少ない良質の鉱油とし、下の適油表より選んで下さい。ごみや異物が含まれていないことが重要です。廃油などの使用は絶対に避けて下さい。雰囲気温度が−10℃以下、および+60℃以上の場合は、特殊仕様になりますのでお問い合わせ下さい。

当社では、チェーン専用に開発されたスプレータイプの潤滑オイル“DIDチェーンルーブ”“DIDハイパールーブ”をご用意しております。ぜひご利用下さい。
チェーンの洗浄方法は?
チェーンに砂、金属粉などの物質が付着したまま使用した場合、摩耗の助長やチェーン硬直などが発生し寿命が短くなります。このような有害な物質を洗浄で取除いて下さい。洗浄は灯油に浸し、乾燥後十分に給油して下さい。ただし、シールチェーンの場合、灯油でシールが劣化する場合がありますので、10分間以上浸さないで下さい。洗浄液にはチェーン・スプロケットに有害な酸やアルカリあるいはガソリンや高揮発性溶剤などは使用しないで下さい。なお、シールチェーンにはワイヤーブラシを使用しないで下さい。
チェーンの最適たるみ量は?
一般にたるみ量SはスパンLの2%前後としますが、下に示す状況の場合は1%前後として下さい。

チェーンのたるみを調整する方法は?
たるみを調整するには次のような方法があります。


オフセットリンクを利用することにより、チェーンの全長を1ピッチ増減することができます。しかしオフセットリンクは一般に性能が劣りますので、なるべく偶数リンクとして下さい。
チェーンの摩耗伸びの限界は?
たるみがたとえ正常に調整されたとしても、チェーンの伸びが大きすぎると同様の異常が生じて円滑な伝動を期待できません。このような場合は新品と取り替えて下さい。なお、取替えの目安となるチェーンの伸びは表の通りです。1リンクでも伸び限界値に達したらチェーンをお取替え下さい。

※シールチェーン、焼結ブシュローラチェーンは、上表の値を超えると標準チェーンと同等となり、これまでと比べて急速に磨耗します。
※上記伸び量は、テークアップ可能である場合、もしくは、たるみ調整装置がある場合です。軸間固定でたるみ調整装置がない場合は、0.5〜0.7%を目安としてください。
チェーン伸びを測定する方法は?

当社では、チェーンの摩耗伸びの目安を知るため限界ゲージを用意しております。これによれば、容易に伸び限界が判ります。ぜひご利用下さい。
チェーンの取替え時期は?
チェーンはスプロケットとの噛み合い不都合が発生したり、チェーンの強度低下を著しく促す要因が発生したときは1本全部を取替えます。ご使用中のチェーンに以下のような現象が発生した場合には、危険ですので1本全部を取り替えて下さい。
※“有害な傷”の判断がつかない場合は、販売店あるいは当社にご相談下さい。
コンベヤチェーンの張り調整時期は?
チェーンは使用始めに初期伸びを生じ、その後定常摩耗により伸びが増加します。通常、チェーンの部品は表面硬化処理がなされていますが、硬化層がなくなると伸びが急速に拡大しますので、点検は定期的に行う必要があります。
| 運転開始後1週間以内 | 毎日1回 |
|---|---|
| 運転開始後1ヶ月以内 | 毎週1回 |
| 1ヶ月経過後 | 毎月2回 |
※この表はごく一般的な場合ですので、連続運転の場合・摩耗性雰囲気の場合および腐食性環境の場合には、さらに点検回数を増やして下さい。
※カウンタウエイトテークアップやスプリングテークアップのように、自動的に張り調整を行うものについても、正常に作動しているかどうかの確認を行って下さい。
※高温搬送物の場合、コンベヤの始動停止の際には、チェーンの伸びおよび収縮が著しいので、テークアップの調整は必ず行って下さい。
コンベヤチェーンの給油方法について教えて下さい。
潤滑油と給油間隔は以下のとおりです。
| SAE | 温度 |
|---|---|
| SAE30 | −10度〜0度 |
| SAE40 | 0度〜40度 |
| メーカー | SAE30 | SAE40 | |
|---|---|---|---|
| 出光興産(株) | ダフニーメカニックオイル 100 |
ダフニーメカニックオイル 150 |
|
| エクソン モービル(有) |
エクソンブランド | テレッソ 100 | テレッソ 150 |
| モービルブランド | モービルDTEオイル ヘビー |
モービルDTEオイル エキストラヘビー |
|
| (株)ジャパンエナジー | レータス 100 | レータス 150 | |
| 昭和シェル石油(株) | テラスオイル C100 | テラスオイル C150 | |
| 新日本石油(株) | FBKオイル RO100 | FBKオイル RO150 | |
一般的には給油間隔は次の通りです。
当社は、各種自動給油装置を用意しております。場所的に給油困難な場合や、給油の自動化を計画されている節は、ご相談下さい。
コンベヤチェーンの各部品の使用限界は?
コンベヤチェーンは、使用条件に応じて摩耗や腐食などのために、その機能が次第に損なわれてゆき、やがて使用限界に達します。部品毎の使用限界は下記の通りです。

チェーンは、スプロケットと噛み合うときやコーナー部において屈曲運動を生じ、ピンとブシュの相互摩耗により全長が伸びてきます。この伸びが大きくなりますと、スプロケットとの噛み合いがスムーズにいかなくなり、ときにはトラブルの原因ともなります。
チェーン伸びの測定は、チェーンに張力が作用している所で測って下さい。普通は巻尺でピンの頭から頭を測ります。測定長さは4ピッチ以上とします。
スプロケットの使用限界は?
スプロケットの歯部の摩耗は、一般に軽視されているようです。これは摩耗量を測定しにくい点や、肉盛補修がやっかいで作業性が悪いなどのためだと思われますが、歯部摩耗が増すにつれてチェーンの摩耗伸びを促進します。
使用限界に達したスプロケットは、肉盛ゲージに合わせて修正するか、一式取替えて下さい。なお、スプロケットの取替えを行う場合には、ハブ寸法、キー溝寸法などに十分注意して行って下さい。
